水の章 鳥に学ぶ


 11 アドヴァイス 
  
   
 この「片脚立ちの鶴」の動作の大切なポイントは、片足立ちで高い姿勢と、低い姿勢を繰り返すことです。

 まず、そのプロセスで、腰とお腹がどう使われているのかということを理解してください。
 イラスト1のようにお腹を引き締め、腰をやや反らせた状態と、イラスト2のように腰の反りをなくし、お腹がややせり出すような格好が繰り返されます(イラスト13・14)。

  そのようなお腹と腰の状態がこの鳥のエクササイズで体を低くしたり伸びあがったりするときに用いられているのです。腰を低くするときに両手を前方に突き出すようにすると、驚くほど楽にしゃがめることができます。

 それは屈む動作と手を突き出す動作によって、背中の脊柱起立筋と両腕の伸筋が連動してはたらくからです。

 何かを拾い上げようとして状態をかがめ、それから起き上がろうとするときに腰を痛めてしまう人がいます。そのようなぎっくり腰にならないために、このシンプルなエクササイズ(イラスト15・16)をお勧めします。
 
     
イラスト13  イラスト14   イラスト15  イラスト16
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